【殉教録】 信徒ではない日本人たちが跪く

殉教者を想い、ともに祈る週間 改訂版 ー福者ペトロ岐部司祭と187殉教者の列聖に向けてー』という冊子が2018年7月1日付けでカトリック中央協議会より発行されています。編集は日本カトリック司教協議会 列聖推進委員会です。

教会でこの冊子を頂戴して内容を読んでみたところ、福者ルイス甘粕あまかす右衛門うえもん信綱のぶつな(1629年帰天)の殉教を解説するページに、以下の文章が掲載されていました。

1629年1月12日早朝、雪の北山原ほくさんばるで右衛門らが処刑されるとき、奉行は、詰めかけた人びとに呼びかけました。「この者たちは、ただ信仰によっていのちを捧げるのであるから、処刑の時、ひざまずいてもらいたい」。(pp.21-22)

キリシタンではない、米沢藩首脳部の人間が「ひざまずいてもらいたい」と処刑見学人たちに述べたとのこと。信徒ではない日本人たちが「跪く」というのです。当時の日本人にとって跪きは通常の動作(もしくは「違和感」を感じない通常の範囲内の動作)だったのだろうと推察されます。

司教協議会編集かつ中央協議会発行の冊子にこのような記述があるということは、今後日本の高位聖職者様方が「日本には跪きの文化があった」と訂正される布石として捉えて宜しいのでしょうか。

 ※なお、当冊子の改定前の版における、この「跪き」に関する記述の有無は不明です。