【カトリック新聞】 こうして教会を荒らす チェコ共産党の謀略 (1949年8月14日付)

1949年(昭和24年)8月14日付けカトリック新聞より


こうして教会を荒らす チェコ共産党の謀略

赤色チェコ政権がカトリック教会を分裂させ教会を国家の手中におさめようと企てていることは既に昨年秋明るみに出されたが、当時、共産党地区委員会に出された指令はロンドン九月十六日発NC通信によって次のように報ぜられた

①教会を不道徳なものであると宣伝する、司祭と女性との関係等について社会の誤解を招くような宣伝を行う

②反国家的活動の罪名で聖職者、信徒を逮捕し「人民民主主義擁護のため」「社会主義への移行を容易にするため」教会弾圧を行う

③教会の礼拝その他の宗教上の行事が政治上に影響を与えるときは厳罰に処する


また昨年七月国民前衛行動委員会から地区委員会に出された行動綱領には次の項目がある

一、カトリック信徒が教皇庁につくす忠誠は、出版物で攻撃し、種々の論説で妥協するなどあらゆる方法で破壊せねばならぬ

二、聖職者の団結を破るため先ず司教と司祭、司祭と信者とを離間する

三、司祭達には個人的に接触して種々の影響を与えること、この役には十分能力ある人を使うこと

四、原則として高位聖職者には接触せぬこと、彼らとの交渉は行動委員会事務総長(司法大臣アレックス・ケピカ氏)が行うこと

五、行動委員会に属する宗教部委員の任務はカトリック教会に反対の決定をなしうる権力を獲得することにある

六、チェコの国民教会とは常に親密に協力すること、彼らの司教には国政に全面的に参与させ大いに栄誉を与えるべきである

七、国民間に行われる宗教上の不統一を強調し一致の必要を説くことが肝要である、この手はじめにチェコ国民教会の力を利用し、あとで正教会とも協調してゆくこと

八、カトリック教会、聖職者と戦うには例えば独身生活の攻撃、経済問題、教会と資本主義との問題等あらゆる武器を用いること、特に聖職者をよく準備して誘惑し信用をおとさせてから道徳上の問題について攻撃すること


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