今年2018年に入ってから思うようになったのは、「(東京には)ディスプレイ広告がずいぶんと増えたなぁ」ということでした。地下通路、各社駅の構内、街中に一気に増殖した感があります。
静止画広告のみならず、動画広告もバンバン流れます。まるでSF映画に出てくる「ディストピア」のような雰囲気です。音が鳴らないのでまだマシな状況ですが・・・。
以下、今年撮りためたディスプレイ広告の増殖の様を掲載していきます。
場所一帯の柱に設置されたディスプレイが全て同じ動きをすると、目が回って、動画酔いしそうになるときもあります。(騒音公害ならぬ、「騒画公害」?)
東京地下鉄株式会社の子会社である広告会社のサイトによると、このようなディスプレイ広告(MCV)の放映時間は「5~24時」。広告料金のプランは180~240万円/週のものや、単駅10~50万円/月のものなど、様々です。
※ 本記事掲載写真には、東京メトロ以外の駅も含まれています。
東日本大震災直後から数年間は、節電ムードがまだ残っていたような覚えがありますが(ある駅は電灯の幾つかを数年間消していて薄暗かった)、今ではすっかり電力消費旺盛ムードに様変わりです。
金儲けのために電力を無駄に消費し、景観も破壊している状況にたまりかねて、数ヶ月前に東京メトロの「ご意見・ご要望に関するお問い合わせフォーム」へ苦情意見を出してみたところ、その日のうちにご返信をいただきました。「今後のディスプレイ広告節電対応の参考とさせていただきます」などと丁寧な文面ではありましたが、それから数ヶ月経った今でも、もちろん状況は変わっていません。
ディスプレイ広告増殖の様を通して、ディストピア化を思う今日この頃です。
おまけ
これを見たとき、衝撃を受けました。
以前は「目」の上にPENTAXのロゴ看板が掲げられていたようですが、今はありません。なお、或るサイトでは「ルシファーの目ではありません」と解説されてはいます。