今回の記事④では、双塔における反キリストのシンボルについて記しています。
あわれみの御母、我らのために祈り給え。
双塔の左側「時計塔」のシンボルについて
時計塔上のIXモノグラム
聖堂公式YouTube動画の字幕では、双塔左側の「時計塔」を以下の通りに解説しています。
[字幕] 8:53-
左側の時計塔のオブジェは、ギリシャ語のキリスト(X)とイエス(I)の最初の文字(*)〔原文ママ〕で、丸い形の玉は地球、オリーブの枝が平和の印として用いられ、世界に平和をもたらすキリストを意味しています。
画像出典: 聖堂公式サイト(英語)
左の時計塔の上に、「IXモノグラム」(IとXの組み合わせ文字)の「I」が下にのびている形状のポールが立っています。ポールには「オリーブの枝」が曲がりくねりつつ絡まっています。また、上方部では「地球」が突き刺さっているという体裁です。
IXモノグラム
記事②にて取り上げた「御聖櫃」にもIXモノグラムが刻まれていましたが、この時計塔にも同モノグラムがオブジェとして使われています。なぜ、モノグラムとして一般的な「キー・ロー」(XP; 「コンスタンティヌスの組み合わせ文字」)に比べて知名度の低いIXモノグラムを好んで用いるのでしょうか。やはり、XとIで「11」=「フリーメイソンが好む数字」(二本の柱、すなわちボアズとヤキンを想起させる数字)をシンボル化しているのでしょうか…。
オリーブの枝
「オリーブの枝」のオブジェ図
時計塔のポールに絡みついている「オリーブの枝」に関して不可解なのは、葉がただ一枚だけついているということです。一般的に、オリーブを平和のシンボルとして用いるときには、枝に幾つもの葉がついている状態で登場します。
フリーメイソンのシンボルにおいても、オリーブの葉がただ一枚だけ用いられることは、おそらくないように思われます。(彼らのアートワークをいろいろと見て確認してみました。)
オリーブとローリエによって装飾されているエプロン
(スコティッシュ・ライトの第四位階)
【参考】オリーブの木
(無論、枝にはただ一枚ではなく沢山の葉がついている)
「オリーブの枝」にはただ一枚の葉しかついていないことから、「オリーブの枝そのものを表すシンボルではない」線が濃厚です。
「ただ一枚の葉」とよく似た形状と、ぐにゃぐにゃと曲がる形状。これらから想起されるイメージといえば、悪魔の尻尾です。
地球の地軸と一体化しているかのようなIXモノグラムのポール下方部において、すなわち地軸の下方部に悪魔の尻尾が巻きついているオブジェと解せられます。イエズス様が支配し、君臨している地球に、悪魔が絡みつくように影響していると示すかのようです。公式動画字幕でいう「世界に平和をもたらすキリスト」というより、「世界に弊害をもたらすサタン」の暗示です。
なお、以上の「悪魔の尻尾」を想起したきっかけは、右側の「鐘塔」オブジェのシンボルです。
【おまけ:類似のシンボル】WHO(世界保健機関)の旗
※ 聖堂の件と直接関係があるといいたいのではありません
双塔の右側「鐘塔」のシンボルについて
ステンレス製の独創的な湾曲フレーム
[字幕] 9:23-
右側の鐘塔にある9つの鐘には、市民や子供たちなどに向けた、天からのメッセージが刻まれており、平和と幸せを告げ知らせています。
画像出典: 聖堂公式サイト(英語)
鐘塔上のぐにゃぐにゃと曲がった奇妙な形のフレームには、9つの鐘がつり下がっています。この鐘とオブジェを製作したイタリアのCapanni社(1565年創業)公式サイトでは「ステンレス製の非常に独創的なフレーム」だと解説されています。
鐘オブジェの模型(出典 Capanni社公式サイト)
この「独創的」なフレームですが、横から見てみると、曲線上に数字の「6」が3つ現れます。「6」が3つ、すなわち666です。
666のオブジェ
※ ソフトの操作が下手なため、フレーム上の赤線がガタついています。
悪魔の尻尾に666と、反キリストのシンボルが各塔に掲げられているとは、相当な悪意が込められていると言えるのではないでしょうか。
鐘塔の「9つの鐘」関連について書いていたら長くなったので、分割して次回記事⑤といたします。
新聖堂を押しつけられたと思われる山口カトリック教会の信徒の方々、および異常な日本の教会のためにお祈り下さい。