司教協議会へ嘆願書を提出しました(7/17 着)

司教協議会へ嘆願書を提出しました (手による聖体拝領に伴う被害防止)

手紙の画像

「舌による聖体拝領」に伴う被害防止対応についての嘆願書を書き、アンケート調査結果とともに司教協議会へ提出しました。7/17に到着済みです。

嘆願書の概要

  • 「舌による聖体拝領」に伴う被害(神父様方による聖体拝領の拒絶、叱責、侮辱発言など)に関する報告。拙ブログのアンケート依頼記事および集計結果報告記事のコピーも同封。
  • 被害防止のための即座対応のお願い
  • 司祭および全国一般信徒への以下2つの通知のお願い
    ①中央協議会の公式Webサイトや各教会へのFax通達などを通しての、本件に対する何らかの見解の速報
    ②被害防止のための諸策通知
    (特にインターネットでの通知。現在、教会へ行かなくなっている信徒達も、インターネットを介して情報を得られるため。)
  • アンケート調査に付随して判明した2点の報告。
     1. 洗礼志願者への「手による聖体拝領」の強要、「跪いての(舌による)初聖体希望」拒絶の事例
     2. ミサ聖祭において司祭が御聖体を授与せず、平信徒に配布させている事例

個人的に知っているケースの報告として、被害により教会自体へ行かなくなった2名の若い信徒さんを知っていることも書きました(アンケート集計結果には反映させていません)。なぜなら、普段から日本の教会では「若者に教会へ来て欲しい」云々の議論がなされているにもかかわらず、自分達の方針に従わない若者は排除しているという冷たい事例を伝えたかったからです。

また、アンケートに回答いただいた信徒達の総意ではなく、個人的なお願いと断った上で以下の内容も申し述べさせていただきました。

  • 「手による聖体拝領」に関する疑問点3点
    ① 指針『メモリアーレ・ドミニ』に反して、手による聖体拝領が普及していない日本へ同拝領方式を導入したことへの疑問。1974年に田口枢機卿様が「[(手による聖体拝領の押しつけのような)]濫用は見つからなかった。大半の信徒は手で聖体を拝領している」と聖座へ報告したらしいが(1)、長崎教区などをはじめとして、当時も信徒が手による拝領を実施していない司教区・小教区もあったはずだという謎。
    ② 聖別されていない平信徒の手に御聖体を授ける行為は、汚聖ではないかということ。
    ③ 手による聖体拝領に伴い、御聖体の小片が手のひらから落ちて、床に散乱してしまう懸念があるのではないかということ。

    ※ ②③は、神学大全(III, 82, 3)、教皇庁儀典室文書(こちら日本語訳の原文)、『ローマ公教要理』 を参照資料として挙げました。
  • ガーナ共和国など、いまも「手による聖体拝領」の許可自体がない国もあり(2)、また、一度「手による聖体拝領」が導入された国でも、ボリビア(1969年に導入)のOruro教区の司教様のように、2016年1月に「手による聖体拝領」を同教区で禁止する教令を出したという事例もあること(参考: RORATE CAELI の記事、他)。
  • 結論としてのお願い:日本においても、手による聖体拝領を禁止し、跪きの所作を聖体拝領・聖変化(において)ともに規範とすること

    ※ 他にも書き連ねたことはありますが、割愛します。

これら個人的な意見・お願いのおかげで、司教様方の反応が遅くなる、もしくは完全無視されることになったとすれば誠に申し訳ございません。(日本の教会を再生させるためにも、書かずにはいられなかったので…。また、後で読み返してみると、嘆願書はあまりうまく文章が書けていない箇所や誤字脱字もあり、大変反省しております。)

既に司教様方がこの嘆願書をお読みになったかどうかは分かりませんが、早急な良きご判断を願う次第です。

皆様、どうかお祈りくださいますよう宜しくお願い申し上げます。

19世紀のステンドグラス「聖体を受けている聖母」。

注釈

(1) Federico Bortoli, La Distribuzione della Comunione sulla Mano: Profili Storici, Giuridici e Pastorali, Edizioni Cantagalli, 2018, pp.135-136.
 ※ 日本への「手による聖体拝領」導入経緯について簡単に述べられている箇所(この本には、日本含む各国の導入経緯について掲載されております。)

(2) Federico Bortoli, op. cit., pp.325-327.

サラ枢機卿「手による聖体拝領は教会に対する『悪魔的攻撃』の一つ」(英The Tablet誌より)でもご紹介したこちらの書籍より。Amazon(US)にて購入しました。大変素晴らしい内容につき、一部のページをコピーして嘆願書に同封させていただきました。

この書籍には「手による聖体拝領」を導入した国とその時期のリストが付録として収録されています(上記注釈(2))。このリスト上には、ガーナ共和国は掲載されておりませんでした。画像検索をしてみたところ、信徒が舌で拝領している写真がヒットしました。(中には、御聖体を手で拝領している信徒の写真もありはしましたが…。)

Father Michael Owusu-Ofori gives communion to members of the congregation during Thursday evening mass at St. Kizito Catholic Parish in Accra, Ghana, November 4, 2015. (画像出典

菊地大司教様をはじめとして、ガーナ共和国での宣教活動に従事された神言会の神父様方は、信徒達の舌に御聖体を授けることが常だったのでしょうか…。(日本でもそうあって欲しいです。)

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