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1940年代前半の荘厳ミサ動画 | ハリウッド映画『クリスマスの休暇』より

映画『クリスマスの休暇』における美しい荘厳ミサの映像

この降誕節中に、1940年代前半に撮影された荘厳ミサの動画に出会いました。1944年6月にアメリカで公開されたハリウッド映画クリスマスの休暇(原題:Christmas Holiday)』の劇中5分30秒強の部分です。(1)

本作はロバート・シオドマク監督が手がけた、ユニバーサル製作の映画です。ミサ聖祭の様子が幻想的に、美しく撮影されています。

1940年代の荘厳ミサの様子:音楽と当時の典礼

Christmas Holiday (1944) Mass

Puer natus in Bethlehem(2)、Kyrie(Licinio Refice神父様作)(3)、Adeste Fidelesを唄う聖歌隊の音声とともに、聖堂の会衆席と内陣の祭壇を映す上階からのロングショット、内陣の司祭方三名の動き、会衆席にいる映画登場人物のストーリー展開、パイプオルガンの前で唄う聖歌隊の光景が交互に映し出されます。動画の末尾の部分では、ミサ閉祭後に聖堂のベンチに留まっている主要登場人物の男女の後方で、祈祷書を手にしている男性が十字架の道行きのレリーフの前で立ち止まって跪いて祈るという演出も見られます。

Christmas Holiday (1944) Mass
Christmas Holiday (1944) Mass

動画の3分地点以降が、典礼に関心がある方にとっては特に見所になる部分かもしれません。聖体拝領の前の、二度目の告白の祈りから司祭による罪の赦しの祈りにかけてを見ることができるからです。1940年代のミサ聖祭なので、この部分が省略されていません。

動画ではKyrieの歌声が終わった時点でミサ聖祭の進行がジャンプして、三度鳴らされるベルの音が響くなかで、司祭が「Domine, non sum dignus…」(主よ、われは不肖にして、主をわが家に迎え奉るに堪えず、ただ一言を宣わばわが心癒えん。)と三度唱える場面へ移ります。聖体拝領を希望する信徒達が立ち上がって内陣との境界の柵(altar rail)へと移動していきます。

そして動画の3分地点ごろより、聖体拝領の前の告白の祈り「Confíteor Deo Omnipoténti, beátæ Maríæ semper Vírgini…」(全能の天主、終生童貞なる聖マリア・・・)(4)が唱えられます。信徒達は跪いています。司祭方が信徒の方へ振り向き、罪の赦しの祈りの言葉を唱えながら大きく十字架のしるしをします。

聖体拝領の前の二度目の告白の祈り(文語訳)

全能の天主、終生童貞なる聖マリア、大天使聖ミカエル、洗者聖ヨハネ、使徒聖ペトロ、聖パウロ、諸聖人、および霊父にむかいて、われは思いと言葉と行いとをもって多くの罪を犯せしことを告白し奉る。▲これわがあやまちなり、わがあやまちなり、わがいと大いなるあやまちなり。これによりて、終生童貞なる聖マリア、大天使聖ミカエル、洗者聖ヨハネ、使徒聖ペトロ、聖パウロ、諸聖人、および霊父にむかいて、わがためにわれらの主なる天主に、祈られんことを願い奉る。

余談ですが、Puer natus in BethlehemからKyrieにかけての音声と、司祭方と会衆の動作の映像は一致していないと思われます。一致していない箇所を探してみるのも一興かもしれません。(5)

荘厳ミサの撮影時期とロケ場所であったロサンゼルス大司教区のカテドラルについて

本記事のタイトルにて「1940年代前半」と書いていますが、映画の撮影期間の情報から推測するに、荘厳ミサの撮影時期はおそらく1943年の降誕祭です。ミサの撮影日に関する記録を見つけられなかったので断言していないという次第です。(6)

この荘厳ミサは実際の聖堂でのロケーション撮影でした。ロケ撮影の場所はロサンゼルス大司教区の当時のカテドラルであった「Saint Vibiana’s Cathedral」という美しい大聖堂です。(7)

画像出典:Beholding the Sacred

書籍『The File on Robert Siodmak in Hollywood, 1941-1951』によれば、「きれいにしたばかりの聖堂のカーペットを保護する」という撮影条件で、カテドラル付きの聖職者が荘厳ミサのロケ撮影に同意したとのことです。(8)

撮影許可の背景には、当時のロサンゼルス大司教区のJohn Joseph Cantwell大司教様が、ハリウッドで働くカトリック信徒や有名俳優達と仲が良かったことも影響しているのかもしれません。(9)

映画のストーリーと、ミサ聖祭の祈りを関連させた演出について

映画『クリスマスの休暇』は、サマセット・モームの同名原作を下敷きとしてハーマン・J・マンキーウィッツ(※)が脚本を書きました。各種映画サイトによれば本作のジャンルは「フィルム・ノワール」(平たく言うと、暗く、退廃的な雰囲気の犯罪映画の総称)とされていますが、ノワール色が薄く、メロドラマ性が強い映画だと個人的には思います。

※ 『市民ケーン』(1941)の脚本をオーソン・ウェルズと共に執筆した脚本家。

映画前半部分のあらすじは以下の通りです。

クリスマス休暇中に陸軍将校のチャールズ・メイソン(ディーン・ハレンズ)はサンフランシスコへ向かう飛行機に乗ったが、悪天候のために飛行機はニューオーリンズに不時着した。彼は郊外の「ナイトクラブ」で歌手兼ホステスのジャッキー(ディアナ・ダービン)と知り合う。ジャッキーの希望により、チャールズは気乗りがしないものの、クリスマス夜中のミサに同伴する。ミサ中にジャッキーは泣き崩れてしまう。ミサ閉祭後の食事の場で、彼女は自分の本名がアビゲイル・マーティンであり、夫ロバート(ジーン・ケリー)は殺人罪で終身刑に服していることをチャールズに明かす…。(10)

サマセット・モームによる原作ではニューオーリンズではなく、パリを舞台とした話です。ヘイズ・コード(1934 年から1968年までアメリカ映画界で施行された自主規制規約)(11)により脚本家マンキーウィッツが舞台設定などを変更しました。ディアナ・ダービン演じるジャッキーも、原作では娼館で働く売春婦という設定ですが、映画では「ナイトクラブ」で働く歌手兼ホステスとして曖昧に描かれています。

本作においては、ナイトクラブでの場面の後に、上掲の荘厳ミサのシーンへと切り替わるというコントラストと、ジャッキーが涙ぐむタイミングの演出手法が印象的です。聖体拝領の前の二度目の告白の祈りのときに、ジャッキーの目の縁に涙がたまりはじめ、「meaメア culpaクルパ, mea culpa, mea culpa, mea maxima culpa.」(これわがあやまちなり、わがあやまち、わがいと大いなるあやまちなり。)の祈りの朗誦ろうしょうの後には胸がつまって今にも泣き叫びそうな表情へと変わります。そして、Adeste Fidelesの歌声が響くなかでその場に泣き崩れます。(12) カトリック信徒のなかにはベタな演出だと感じる人もいるかもしれませんが、観客の多くがカトリック信徒ではないアメリカにおいて祈禱文の解説抜きでこのような手法が用いられたことに、私個人は驚きを覚えました。

なお、この映画はユニバーサルの看板スターであったディアナ・ダービンのイメージチェンジ作という位置づけでした。ソプラノの歌声と明朗快活なイメージで売っていた彼女が夜の女をどう演じるのだろうと関心を抱いた人が大勢いたのか、興行成績は成功だったようです。(1944年公開のユニバーサル映画で第一位の興行収入を記録。)(13) 映画館に詰めかけたそのような観客の一部に、もしかすれば、美しいミサ聖祭のシーンは何らかの天上的な良い影響を与えたのでしょうか。

なぜこの動画を美しいと感じるのか(私見)

さて、インターネット上にはミサ聖祭動画が数多くあるなかで、なぜ私自身がこの動画をひときわ美しいと感じたのかについて考えてみました。祭壇とその周りの装飾が格別に美しいこと、白黒の映像であること、光と影のコントラストの撮影技法に長けたプロの撮影であったことがその要因かもしれません。

Christmas Holiday (1944) Mass

まず祭壇とその周りの装飾が格別に美しいことについて。カッラーラ大理石で作られた立派な祭壇と装飾壁(reredos)、天使や聖人の御像、数多くのろうそくの総合美により、鑑賞者の心に聖なる感覚が呼び覚まされます。

次に、白黒の映像であることについて。普段目にしているカラーの色風景と白黒映像は異なります。従って、「現実の世界ではない別世界」にいるかのような気分にさせる効果があると思われます。このような視覚効果のもとにありつつ、映像鑑賞者の視点は、内陣の美しい祭壇へと向かいます。会衆席の照明が暗く、様子がはっきりと見えないので、自然に内陣へと目線が動きます。 明暗のコントラストの仕掛けというわけです。内陣の明るさには、白い祭壇とろうそくの光に加え、司祭の着用している光り輝くカズラと白色のアルバ、侍者の白いスルプリも寄与しています。白く光り輝く内陣の明るさに目が引き寄せられた映像鑑賞者の心は、天上の神聖な世界へと引き上げられるのです。

三つ目に、光と影のコントラストの撮影技法に長けたプロの撮影であったことについて。本作の撮影監督であったエルウッド・“ウディ”・ブレデルは、表現主義からインスピレーションを得て、光と影を用いた陰鬱で不吉なイメージを作り出す撮影技法に長けていたようです。(14) 激しい明暗を効かせた撮影技法がフィルム・ノワールの特色であり、本作終盤の緊迫したシーンでは印象的な明暗が見られます。(上掲動画においても、会衆席にいるジャッキーとチャールズを映すショットにはノワール的撮影手法が感じられます。)そのような撮影技法を有したプロが、荘厳ミサを美しく魅せるような按排あんばいでの光と影の明暗、色調になるように心がけて、撮影に臨んだのではないかと思われます。

以上、これら三点の複合により、この動画を格別に美しいと感じたのかもしれません。

終わりに

1940年代前半の荘厳ミサは、劇中でジャッキーが泣き崩れるための「舞台装置」でした。そこには美しい典礼、美しい祭壇、神に対してへりくだる祈りと所作があります。もし約75年後の現代日本のミサ聖祭に舞台を変更したとしたら、物語は成立するのだろうかという愚問がふと頭に浮かびました。現代日本の教会へ、神聖なる美しさを典礼にもどし、神に対してへりくだる心的・外的態度を復活させた状況になっていれば、物語は成立するのだろうと思います。

フィルム・ノワールだの、ナイトクラブだの、現代日本の典礼だのと、陰鬱な話題について書いたので、本映画の主演ディアナ・ダービンが別の作品で唄った“Ave Maria”の動画を貼って終わりにします。

シューベルトのAve Maria - 映画『ホノルル航路(原題:It’s a Date)』(1940)より

グノー(バッハ)のAve Maria - 映画『アヴェ・マリア(原題:Mad About Music)』(1938)より

邦題は『アヴェ・マリア』ですが、この曲は映画前半で唄われるのみです。実際の映画のメインソングは“I love to whistle”YouTubeというポップな名曲です。いかにも第二次世界大戦前のアメリカの陽気なポップソング然としています。

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注釈、参考文献 (注釈を飛ばして移動(クリック/タップ))

(1) 日本では1947年3月に公開。
映画.com 作品情報:映画「クリスマスの休暇」
Wikipedia「1947年の日本公開映画

なお、この動画はYouTubeにもアップロードされていますが、Adeste Fidelesの歌唱が始まった瞬間に動画が終わるので、Vimeoの方をリンクしました。画質・音質もVimeoの方が勝っています。

(2) Puer natus in Bethlehem:どの作曲者による曲を唄っているのかは不明ですが、このメロディーをつけた曲といえばバッハによる作品(BWV 65、 オルガン作品はBWV 603)が有名だと思われます。ドイツの作者不明のメロディーをバッハやそれ以前の作曲者が用いて曲を書いたようです。
独Wikipedia「Puer natus in Bethlehem
Choral-Orchestral Repertoire: A Conductor’s Guide, p.56

動画のミサ曲リスト情報 ブログ「LITURGY GUY」より
https://liturgyguy.com/2016/12/21/video-does-this-1944-christmas-eve-mass-look-anything-like-yours/

(3) Kyrie:イタリア人司祭Licinio Refice(1883-1954)が作曲した1916年作のミサ曲より。
YouTube: Missa Choralis a tre voci pari e assemblea, con organo (1916)

英Wikipedia「Licinio Refice」、伊Wikipedia「Licinio Refice
※イタリア語版Wikipediaの方が、充実した記事になっています。

(4) 二度目の告白の祈りと、罪の赦しの祈りのラテン語は以下。

Confíteor Deo Omnipoténti, beátæ Maríæ semper Vírgini, beáto Michǽli Archángelo, beáto Joanni Baptístæ, sanctis Apóstolis Petro et Paulo, ómnibus Sanctis, et tibi, pater: quia peccávi nimis cogitatióne, verbo, et ópere, mea culpa, mea culpa, mea máxima culpa. Ídeo precor beátam Maríam semper Vírginem, beátum Michǽlem Archángelum, beátum Joánnem Baptístam, sanctos Apóstolos Petrum et Paulum, omnes Sanctos, et te, pater, oráre pro me ad Dóminum Deum nostrum.

Misereátur vestri omnípotens Deus, et dimíssis peccátis vestris, perdúcat vos ad vitam aetérnam. Amen.
Indulgéntiam, ✠absolutiónem et remissiónem peccatórum nostrórum, tríbuat nobis omnípotens et miséricors Dóminus. Amen.

(5) 音声と動画が一致していない理由については、シオドマク監督が使いたかった音声と、司祭の動作が異なっていたのではないかと推測しています。商業映画なので、観客を飽きさせないために、耳に残りやすい聖歌と司祭の動作に動きがある部分を組み合わせたのではないでしょうか。

特にカットつなぎのマジックが発揮されているのは動画の1分16秒辺りの部分です。よく注意して見ると、右側の侍者の立ち位置と動きが、カットの切り替わる前後で異なっています。具体的には、祭壇の右側から降りてくる侍者が映っているカットの後、祭壇に寄ったカメラが司祭3名と共に祭壇右側に(降りないで)立っている侍者を映すカットに切り替わっています。ぼんやり動画を見ていたときには全く気づきませんでした。Webサイト「映像寿司研究所」によると、「映っている人物の動くタイミングで別のショットに動きでつなぐ時は、後のショットの動きの方を大きく鋭くした方がつながりが気になりにくいという法則があります」とのことです。

(6) 映画の撮影時期は1943年11月から1944年2月まで。(終了時期は3月初旬説もある。)
英Wikipedia「Christmas Holiday」、shootingの項目
Sheri Chinen Biesen, Music in the Shadows: Noir Musical Films, p.57

(7) 英Wikipediaなどによれば、1994年に発生したノースリッジ地震による損傷により、ロサンゼルス大司教区はこのカテドラルを解体することを決定しました。保存運動により解体は免れたものの、カテドラルは別の場所の(酷い)現代建築の聖堂「Cathedral of Our Lady of the Angels」に取って代わりました。元のカテドラルは現在も保存されているものの、現在は大司教区の所有建築ではなく、結婚式場やイベントスペースとして使われているようです。日本での事例を想起させるエピソードです。

◆Saint Vibiana’s Cathedralの情報(祭壇の材質情報など含む)
サイトBeholding the Sacred
http://www.beholdingthesacred.com/cathedral-of-saint-vibiana–los-angeles.html

◆ロケーション撮影について
Joseph Greco, The File on Robert Siodmak in Hollywood, 1941-1951, Dissertation.com, 1999, p.36.

なお、本書籍の同じくp.36によると「ベルが鳴り響き、信徒達が跪く」聖変化時のショットは本編から削除されました。ヘイズ・コード(注釈(11)にて後述)期の映画検閲官且つカトリック信徒であったJoseph Breenによる削除要請に応えたとのこと。この聖変化の映像があることで、英国の検閲機構が映画上映を禁止する予定(?)であったことがその理由らしいです。「Breen in fact requested, and the studio consented to, the elimination of shots of the consecration of the Host, “where the altar bell rings and the congregation kneels,” 23 feet of film, as the local censor board in England would ban the film (September 22, 1944).」

(8) (7)のロケーション撮影についての文献と同じ書籍、ページより

(9) 英Wikipedia「Joseph Cantwell」情報より。 
当該ウィキペディア記事には、大司教様の友人であった俳優として、スペンサー・トレイシー、ビング・クロスビー、アイリーン・ダン、パット・オブライエン、ジューン・マーロウ、ジェームズ・キャグニー、ロレッタ・ヤング、フランク・マクヒュー、J・キャロル・ネイシュ、バリー・フィッツジェラルドの名前が挙げられています。(本情報の出典は不明)

(10) あらすじの参考文献
映画.com 作品情報:映画「クリスマスの休暇」
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本作は、MGMから貸し出されたジーン・ケリー(『雨に唄えば』、『巴里のアメリカ人』など)が悪役であり、且つ唄とダンスを一切披露しないという異色作でもあります。

(11) ヘイズ・コード:映画製作者配給者協会(MPPDA)の会長であったウィル・ヘイズの名をとって「ヘイズ・コード」と呼ばれていますが、プロダクション・コード(製作倫理規定)とも呼び慣わされています。長老派のプロテスタントであったウィル・ヘイズは、同会長に就任する前にはハーディング大統領腹心の相談役として郵政長官の地位を手に入れていた共和党の実力者でした。

映画史関係の文献でさんざん語られているように、ヘイズ・コードの規制化・推進にはカトリック教会の強い関与がありました。当時のアメリカの人口割合にして二割でしかなかったカトリック教会がアメリカ映画界に影響を及ぼすことができた理由は、高位聖職者の指導を受けた信徒達の「有害映画」ボイコットによる、興行成績の不振を映画界が恐れたかららしいです。アメリカに住む当時のカトリック信者の4分の3は大都市に住んでおり、そのなかでもニューヨーク、ボストン、シカゴ、フィラデルフィアなどの大都市はハリウッド映画市場として最も高収益を上げていたのことです。

英Wikipedia「Motion Picture Production Code
日Wikipedia「ヘイズ・コード
※ 日本語版の大欠点は、ヘイズ・コード成立の背景であるハリウッドでのスキャンダルとその結果としての映画業界の不道徳性非難や、ウィル・ヘイズについての記述が一切ないことです。

【参考文献】
『映画史を学ぶクリティカル・ワーズ』フィルムアート社、2003年、p.120
『世界の映像作家 28 アメリカ映画史』キネマ旬報社、1975年、pp.56-57
the Oxford Research Encyclopedia of Religion「Film Regulation and the Church in America」(Online Publication Date: Nov 2017)
https://oxfordre.com/religion/view/10.1093/acrefore/9780199340378.001.0001/acrefore-9780199340378-e-447

※ カトリック信者のボイコット云々の箇所は、このOxford Research…の記述を参照しています。(該当記事はボリュームのある記述内容となっています。)

(12) 原作でもAdeste Fidelesが唄われているときに泣き崩れるというストーリー展開になっていますが、告白の祈りのときに涙ぐみはじめるという描写は映画オリジナルです。

(13) 興行成績についての記述は英Wikipedia「Christmas Holiday」、Box-officeの項目より。

(14) WebサイトIMDb 「Elwood Bredell Biography」より

ーーー注釈終わりーーー