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「ルシファーの弟子たち」による世界統一政府のためのマーチが6月21日に開催される予定

6月11日に投稿した記事「舌による拝領の方が、コロナウイルス感染リスクが高いとの主張に明確な科学的根拠なし」にて、Alexander King Sample大司教様(米国オレゴン州ポートランド大司教区)について紹介いたしました。「小教区、通常の聖体奉仕者(司教、司祭、助祭)、臨時の聖体奉仕者が舌による聖体拝領を禁止することはできない」と断言する文書を発行した大司教様です。

そのSample大司教様が、6月20日(日本時間6月21日)にFacebookTwitter公式アカウントで以下の投稿をされました。

「悲しいことですが、セーレム(Salem; セーラム、セイラムとも表記される市名)のルシファーの弟子たちが、『ワン・ワールド・ガバメント(世界統一政府)のためのルシフェリアン・マーチ(Luciferian March for a One World Government)』をオレゴン州議会議事堂で明日 (日曜日) の午後2時に計画しています。オレゴン州のすべてのカトリック信徒に、この時間にロザリオを祈るようお願いしています。…(創世記(創世の書)第3章15節の引用)」

(Twitterの方は文字制限があるからか、最後の創世記の引用はありません。)

Facebookのイベントページ(※)を参照するに、金環日食の日である6月21日に、アメリカではオレゴン州セーレム市だけではなく、同州シンシナティとコロンバス、フロリダ州ジャクソンビル、ノースカロライナ州ローリー、ワシントンDC(ホワイトハウス)、ウィスコンシン州マディソン、ニューヨーク州バッファローとナイアガラフォールズ、ネバダ州ラスベガス他で開催される計画になっています。

※直リンクはしません。
https://www.facebook.com/events/worldwide/luciferian-march-for-a-one-world-government-main-event/1869435766494866/

アメリカ以外にも、カナダのトロント市庁舎、エルサレムの嘆きの壁で開催される予定とのことです。イベントは5つの団体による共催であり、嘆きの壁を開催場所に指定しているのは、パレスチナとイスラエルの2団体(Disciples of Lucifer Palestine、Disciples of Lucifer Israel)です。

Facebookの情報によると、彼らは2019年にも同様のイベントを開催しているようです。


Facebookアカウントで、イベントへの参加予定を表明した人たちは今のところ各場所で計1名~179名です。この規模のイベントが、教会や世間に対してどの程度の悪影響を及ぼすのかについてはよく分かりません。少なくとも、参加者たちの霊魂には重大な悪影響があるものと思われます。

本件については、アメリカのズールスドルフ神父様も6月18日に記事を書かれていましたが、同神父様が仰るように、イベントのために御聖体が盗まれることも考えられます。イベントとの関連性は全く不明ですが、今年の6月16日に、米ノースカロライナ州ブーン町の教会から、御聖櫃(御聖体が中に安置されていた)が盗み出されています

…なんというか、悪魔による冒涜行為をはっきりと目にすることができる世の中になったのだと思っています。ロザリオに加えて、レオ十三世教皇様が作られた大天使聖ミカエルへ向かう祈り(※)の重要性をますます感じる今日この頃です。

(※念のために記すと、大天使聖ミカエルへの祈り「大天使聖ミカエル、戦いにおいてわれらを守り…」はオリジナル版を改変したものです。ただし、この祈りが無効だとは全く思っていませんし、自分自身ほぼ毎日唱えています。)

2020年6月26日追記

Twitterで当日の件について調べてみると(上掲の大司教様のTwitter投稿へのリプライ)、「当日、イベントの開催場所では何もなかった」「Facebook上で作成されただけのイベント(4chan住民の策略)」の旨の投稿がちらほらありました。

これらのコメントの通り、実際に開催されていなければ良いのですが・・・。(面白がって架空のイベントを作り上げるにせよ、企画者達は悪魔に魅了されていますね。)

ノースカロライナ州ブーン町の教会から盗まれた御聖櫃については、6月26日現在、見つかったとの報道はないようです・・・。

【参考】サタニストによる集会イベントが白昼堂々開催されている事例

TIME誌「The Satanic Temple Protested a Ten Commandments Monument in Arkansas With Its Baphomet Statue」(2018年8月18日付け)
2020年8月16日、サタニック・テンプル(悪魔教寺院)のメンバーがバフォメット像と共に、アーカンソー州会議事堂の十戒記念碑に抗議。当日の様子を撮影したYouTube動画も掲載。

The Lynnwood Times紙「Matt Shea prays with protesters as Satanists conduct a ritual on the Capitol steps」(2020年3月6日付け)
2020年3月6日に、シアトルを拠点とするワシントンのサタニック・テンプルのメンバーが黒いフード付きのローブを着てワシントン州会議事堂に集まり、五芒星を掲げて周囲を行進したとのこと。

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