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無症状者が舌で聖体拝領しても、奉仕者には感染させないのではないか ~大橋眞名誉教授の解説動画に学んで~

出典: WHO 公式Twitter(2020年7月16日)
(エボラ出血熱とかだと、このようなかわいい絵柄で表現できませんよね・・・。絵柄に本心が現れているのでしょうか。)

6月25日にコメント欄に書いた大橋眞名誉教授(徳島大学、免疫生物学専門)による新型コロナウイルス関連のYouTubeチャンネル(「学びラウンジ」)ですが、7月28日に登録者数が1万人を突破し、今朝の時点で1万100人にまで増えました。
7月初頭は5,000人台でしたが、Twitterやブログ等を中心に先生の動画の評判が広がり、7月15日に加藤登紀子さんがTwitterで先生の動画を紹介してからは8,000人、9,000人台とどんどん増えていったような状況です。

7月28日に、Twitterで東大某教授が「徳島大学名誉教授大橋眞博士のビデオの配信停止ををお願いしたいです」等々と非難、日大某教授も同様に「一種の反社会的行動です。名誉教授を名のっての発言ですので大学としても厳重注意していただけないものでしょうか」と非難の投稿をしました。(両人のコメントとも原文より抜粋)

そのうち何らかの圧力で大橋先生のチャンネルが停止されるのではないかと危惧しています。停止懸念もあっての、本記事投稿です。


ここからが本題です。

東京大司教区方針が根拠としている学術論文には、唾液から感染させるエビデンスがない

2020年6月19日に菊地大司教様が発行された文書『緊急事態下における聖体拝領について』において、学術論文を参照されています。

新型コロナウイルスに関する最新の学術論文「唾液:2019-nCoVの潜在的な診断価値と感染」(International Journal of Oral Science article number 11,2020)には、

・唾液は新型コロナウイルスの濃厚接触感染の原因となる(陽性患者の90パセーント以上の唾液からウイルスが検出されている)。
・ウイルスを含んだ唾液飛沫は、せきやくしゃみだけでなく、呼気の中にも含まれている
・医療用マスクをしていたとしても新型コロナウイルスは目の粘膜からも感染する可能性がある。

当該論文は、International Journal of Oral Science(Nature系列の学術雑誌のようです)の公式サイトにおける、以下リンクから全文を読むことができます。論文の筆頭著者(ファースト・オーサー)、共同著者、最終著者は中国の四川大学の研究者です。
※ 医学論文では通常、末尾の最終著者が責任著者(研究を指導した人物など)。

Saliva: potential diagnostic value and transmission of 2019-nCoV

全文を邦訳している歯科医師によるブログ記事もございます。(以下の邦訳は当該記事から引用させていただいております。)

COVID-19感染が唾液でわかる?(2020年5月2日投稿、同年7月26日更新)

さて、6月19日付文書の「唾液は新型コロナウイルスの濃厚接触感染の原因となる」という文章については、もとの論文ではAbstract(要旨)にて「WHOによって主張されている」と書かれています。(”Close contact or short-range transmission of infectious saliva droplets is a primary mode for 2019-nCoV to disseminate as claimed by WHO“)

WHOの公式サイトの新型コロナ特設ページ(英語)を見たところ、「COVID-19ウイルスは、感染者が咳やくしゃみをしたときの唾液の飛沫や鼻からの排出物を介して主に感染します」と断言されていますが、主張の裏付けとなるエビデンスは提示されていません

※なお、細かい話ですが「陽性患者の90パセーント以上の唾液からウイルスが検出されている」の記述は論文にはありません。菊地大司教様によるご解説という意味での括弧書きなのかもしれません。(念のために補足すると、今ではPCR検査陽性者イコール感染者、患者ではないことが広く認識されてきていますね。)

無症状者の喉の奥、唾液中のウイルス数について

次に、人に感染させるウイルス数についてです。

国立感染症研究所発行の「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)検査法の運用についてのガイドライン」(令和2年4月17日版)では、流行期に患者、無症状者に使用するPCR検査機器「N2セット」では2コピー/μL(≓2個/μL)以上のウイルスを検出すると説明しています。

2020年7月14日付けの大橋先生の投稿動画「ウイルス数から伝搬力と病原性を読み解く」によれば、喉の奥にウイルスが僅かに付着している程度だと人に感染させないとのことです。PCR陽性者はサンプル(検体)中10個以下のウイルス数の人がほとんどだろう、1万個以上で人に感染させる「可能性がある」のだとか。

(唾液)飛沫の中に含まれるウイルスは「咽頭スワブサンプル」の100分の1程度であろうことから、同サンプルに含まれるウイルス数が100コピー以下は、飛沫換算にすると検出限界以下になるとも仰っていました。

無症状者の信徒の唾液から感染させる可能性はあり得ないのではないか

以上のことに鑑みると、無症状の拝領者の舌が万が一聖体奉仕者の指についたとしても、付着した唾液から感染させる可能性はあり得ないと言えるのではないでしょうか。無症状だと、他の動画でも何度もご説明されている通り、ウイルスは増殖していないはずです。

感染リスクを理由にした舌による聖体拝領禁止を、どうか撤回していただきたく存じます。(菊地大司教様がこの記事をご覧になるかは分かりませんが・・・。)

無症状者と言えば、「無症状者がうつす可能性」についてのドイツ論文(類似論文:中国、台湾など)も、科学的に証明されたとは言えない突っ込みどころがある内容とのことです。厚生労働省も、無症状者が感染させる件について電話で問い合わせると「エビデンスなし」と回答するようですね。(以下の投稿以外も同様の報告が散見されます。)

◆ 大橋眞名誉教授、上記7月14日投稿動画の続編
7月16日:感染症検査法のゴールデンスタンダードを考える

◆ 無症状者が感染源になるという説に科学的根拠がない件
7月23日:マリス博士の「PCRを感染症の診断に使ってはならない」という意味

7月26日:無症状者が感染源になるという話に科学的根拠なし

※ これら2動画より以前にも、無症状者に関するドイツ論文の件については何度もお話しされています。

私自身、大橋先生以外の医師の方々の動画、意見も参考にしており、大橋先生の説のみを正しいと判断しているわけではありませんが、先生のご説明は明快で筋が通っていると思っています。ご説明中にペットの歩く音(鈴の音)が聞こえるのもご愛敬です。(実際に犬が登場した回もありました。)

なお、大橋先生は、6月17日に厚生労働省の記者会見室でもお話しされています。東京都日野市・池田としえ議員(全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会・事務局長)がご紹介する形でのセッティングだったようです。大橋先生のご説明は、動画の8分30秒過ぎからです。

説明後には記者からの質問が全くなく、後日に報道もされてないというのは衝撃です・・・。


衝撃ついでに申し上げると、2020年7月22日に発表された教皇庁生命アカデミーの文書(邦訳は7月27日発行)を見て、大衝撃を受けました。
WHO、新型コロナウイルスワクチンを支持する内容だったからです。WHOは今やビル&メリンダ・ゲイツ財団が拠出額一位(これまでの一位・米国が資金拠出を停止したので)、二位はGAVIアライアンス(世界経済フォーラムの年次総会で設立されたワクチン関連同盟;各国政府、ワクチン業界、ゲイツ財団、世界銀行、等)という状況です。新型コロナワクチンについては超短期間の開発と副作用の点で医師からも危険視されており、カトリックとしては中絶胎児細胞使用の問題もあります。

ネット上の意見を見て気づきましたが、文書中には神様、イエズス様への言及が一切ないですね・・・。

当該文書については、またそのうち書きたいと思います。

2020年9月10日追記
上述の文書についての記事を投稿しました。
教皇庁生命アカデミー、地球環境問題と新型コロナウイルス、ワクチン副作用について

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注: 当サイト管理人も色々と調べた上で書いておりますが、専門家ではないので、記述内容に誤りがあるかもしれないことをお含み置きください。