聖座・典礼秘跡省から御返信が届きました。 クリック/タップ

教皇様は今週に新型コロナワクチンを接種予定。接種勧告も。なぜか副作用への懸念なし。

日本でも1月10日に時事通信が報じた通り、新型コロナワクチンを接種する予定について、フランシスコ教皇様ご自身が語られました。バチカンで接種されるのは前記事でも記したファイザー製mRNAワクチンです。

驚くべきことに、接種を勧告するご発言もされました。副作用率が高いという危険性があるにもかかわらず、です。(副作用については本記事後半ご参照)

注釈
2020年12月21日にバチカンの教理省(CDF)から発行された文書では「ワクチン接種は原則として道義的義務ではなく、任意でなければならない」旨が明言されています。 補足記事ご参照

教皇様インタビューご発言:ワクチン接種予約済み。倫理的な観点から接種すべき。

1月9日付け海外記事によれば、イタリアのニュース放送「Tg5」での独占インタビューにて、ワクチン接種などの様々なトピックスについて教皇様が語られたとのことです。ワクチンに関するご発言内容は以下の通りです。

※ 機械翻訳の力を借りています。

  • 来週に」「我々はバチカンで(ワクチン接種を)開始します。私は予約済みです」
    ※ 先週のニュースなので、「来週」とは今週、すなわち1月第3週である1月10日(日)~1月16日(土)週
  • 「私は、倫理的な観点から、誰もがワクチンを接種すべきだと信じています。倫理的な選択です。あなたは自分の健康や命を危険にさらしていますが、他人の命も危険にさらしているのです」
  • 「私が子供の頃、ポリオの危機がありました。そのために多くの子供たちが麻痺し、ワクチンを手に入れようと必死になっていたのを覚えています」
  • 「ワクチンは危険だと言っている人が何故いるのかは分かりませんが、問題がなく、特別な危険性もないと医師が提示しているのであれば、なぜ接種しないのでしょうか?説明のつかない自殺的な否定論がありますが、今はワクチンを接種しなければなりません」

教皇様は、新コロワクチンに絶対の信頼を置いているようです。

【参照記事】
Papa Francesco: «Il vaccino Covid? È un’opzione etica, io mi sono prenotato: si deve fare»(2021年1月9日、Corriere della Sera紙)※ イタリアの日刊紙

Pope Francis says he will take coronavirus vaccine, says vaccination “ethical option” for all(2021年1月9日、Catholic Herald誌)

Pope Francis to have COVID-19 vaccine, says it is the ethical choice for all(2021年1月9日、Reuters)

バチカン文書、高位聖職者によるワクチン礼賛

これまで、バチカンは一貫して新コロワクチンの一大キャンペーンを張っています。バチカンの高位聖職者たちはワクチンを礼賛しています。

ヴィンチェンツォ・パッリア大司教(出典

EUでワクチン接種が始まった2020年12月27日に、教皇庁生命アカデミーの議長であるヴィンチェンツォ・パッリア大司教様は「これまで非常に暗かったトンネルに差し込む光」「教皇聖下が強調しているように、ワクチンはまさに、愛の行為である」「今日は本当に歴史的な、科学、政治、道徳、正義の責任を強調する日」と語られました

同年12月29日に発表された、バチカンのCovid-19委員会と教皇庁生命アカデミーによる共同文書『Vaccine for all. 20 points for a fairer and healthier world(すべての人にワクチンを。より公平で健康的な世界のための20のポイント)』においても、以下の内容が述べられています。

  • 新コロワクチンは「既存の天然資源(大気や海洋など)や発見(ゲノムなどの生物学的構造)ではなく、人間の創意工夫によって生み出された発明」
  • 同ワクチン接種の拒否は他人にもリスクをもたらす可能性があるため、責任ある判断を下すことが重要。 …等々

(プロパガンダ(旧・布教聖省のことではない)がひどいので、内容紹介はわずかのみです。)

共同文書の要約を掲載した12月29日付けのVatican News記事「Holy See calls for just and equitable distribution of vaccines」(日本語版バチカンニュースに該当記事なし)には、「記録的な速さでワクチンを開発してくれた科学界に感謝します」とのピーター・タークソン枢機卿様(※)による発言も紹介されています。

2020年4月15日にバチカンに創設された「Covid-19委員会」を率いる。旧・正義と平和評議会等の統合機関である「人間開発のための部署(人間開発署)」の長官。

教皇様含む上記のバチカン高位聖職者方によるご発言には、「人類による科学技術進歩への『現代世界憲章』的礼賛」と申し上げたくなります。過去に起こった数々の薬害について、まさか皆さんご存じではないのでしょうか。

この礼賛に対しては、過去に「画期的」治療薬、ワクチンとして喧伝されたにもかかわらず、重篤な副作用が多数起こった薬害について、どうしても想起しています。日本では肺がん治療薬の「イレッサ」(新コロワクチンとしてウイルスベクターワクチンを開発したアストラゼネカ社製)やHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)等が悪名高い事例です。

教皇様含むバチカン高位聖職者方の考えの背景には、何らかの人物、組織による「レクチャー」もあるのではないかと、勝手に推察しています。

カトリック医師会「FIAMC」は新コロワクチンの安全性を詳説

クロアチアカトリック医学会、Rok Čivljak会長(出典

CATHOLIC PHYSICIANS THROUGHOUT THE WORLD(仏略 FIAMC;国際的なカトリック医師会組織)は、mRNAワクチンなどの新コロワクチンを安全だと詳説するクロアチアカトリック医学会会長の文書を公式サイトに掲載しています。

当該文書では「長期的な健康への影響については不明だが、注入したmRNAが分解するのに必要な数日よりも長くは続かないだろう」等々と述べられています。

ファイザー製とモデルナ製のmRNAワクチンについて「95%の効果がある」と記し、数字のマジックを無批判に用いている点も見逃せません。たとえば、ファイザー製ワクチンについては実際には感染リスクはわずか約0.8%減少するだけであり(絶対リスク減少率)、95%の有効性とは相対リスク減少率です。「感染者」の検査もPCR検査につき、信頼性に欠けるデータだと言えます。

(詳細データについてはファイザー社論文「Safety and Efficacy of the BNT162b2 mRNA Covid-19 Vaccine」(doi: 10.1056/NEJMoa2034577)参照)

当該カトリック医師会によるバチカンへの影響度は不明ですが、ワクチン業界やWHO、GAVIなどと繋がりはあるのだろうかと、疑いたくなるほどの擁護ぶりです。

なお、今回のワクチンで利用されているmRNAテクノロジーにはビル&メリンダ・ゲイツ財団が関わっています。マラリアとHIVのワクチンを作成する方法として、2014年からゲイツ財団が研究に資金を提供してきた「おなじみのアプローチ」だと、2020年12月22日にビル・ゲイツがブログ「GatesNotes」にて書いています。

ゲイツ財団は、今やWHOへの拠出額一位組織であり(これまでの一位・米国が資金拠出を停止したため)、同二位のGAVIアライアンス(世界経済フォーラムの年次総会で設立されたワクチン関連同盟)へもゲイツ財団が拠出しています。(参考

【補足】 上述のFIAMC掲載文書には、mRNAワクチンには中絶胎児の細胞に由来する胚細胞株は含まれていないものの、アストラゼネカが製造したウイルスベクターワクチンには含まれる旨も記されています。後者についても、2005年に教皇庁生命アカデミーが発表した声明等を挙げて倫理的に問題なしと結論づけています。(参考:拙ブログ記事中盤部分)

CDCレポートによればファイザー製mRNAワクチンは副作用率が高い

ファイザー製mRNAワクチンについて、米CDC(疾病対策センター)が副作用に関するレポート『Anaphylaxis Following m-RNA COVID-19 Vaccine Receipt』を2020年12月19日に発行しました。ワクチン接種後のアナフィラキシーショック(全身性の強いアレルギー反応のために起こる激烈なショック症状)についての内容です。6ページ目のデータについて、日本、海外の方々が情報を広めておられます。

画像出典: 仮面医師さんのYouTube動画より(画像はクリック/タップにて拡大)

2020年12月18日の時点で、ワクチンを接種した3,150人が「通常の日常生活を送ることができない、働くことができない、医師または医療専門家によるケアが必要」な状態に陥ったというデータです。被接種者112,807人のうち2.8%という非常に高い割合です(※)。

なぜ、バチカンはこのような重要情報を発信しないのでしょうか。


※ 3,150人全員が前述のアナフィラキシーショックによる健康被害を起こしたのかどうかは、資料からは読み取れません。現時点において、3,150人の健康被害がいつまで続いているのかも不明です。

ファイザー製ワクチン接種同意書「長期的なダメージ等は予測できない」

前述のカトリック医学会文書では長期的な健康影響を楽観視していましたが、ファイザーの新コロワクチン接種に関する同意書において、イタリア版では「現在、長期間のダメージは予測できない」(non è possibile al momento prevedere danni a lunga distanza)と書かれています。

米版でも「記載された内容以外にもワクチンの副作用が想定される。重篤且つ予期せぬ副作用が起こる可能性がある。ワクチンはまだ臨床試験で研究されている」(※)との記載があります。

※ 現時点でファイザー製ワクチンがWHOに承認されているのは、緊急使用という名目です。(参考:AFP記事

予測できない長期的な副作用等に同意した上で、接種することになっているようです。

(参考: 伊オンライン新聞「Affaritaliani.it」紙記事、TwitterでのYouさん投稿

ファイザーCEO「自分は59歳で比較的健康なので、ワクチンが必要な人より先には打たない」

画像出典: CNBN記事

ファイザー社のアルバート・ブーラCEOは、12月14日に自社の新コロワクチンをまだ打っていないと発言しています。

テレビ出演時に司会者から「あなたはまだワクチンを接種していないが、いつ打つ予定なのか」と質問されて、明らかに狼狽しながら「私は59歳で比較的健康なので、ワクチンをもっと必要としている他の人々より先に接種するのはまるで適切ではありません」と述べました。

超特急で開発した自社ワクチンをCEOが先んじて接種しないとは、いかがなものでしょうか。安全性に欠けると見なしているのでしょうか。

【参考】
Pfizer’s CEO hasn’t gotten his Covid vaccine yet, saying he doesn’t want to cut in line(2020年12月14日、CNBN)※ 記事上に動画あり

【動画】ファイザー社CEO、テレビ出演時にいつ自社製ワクチンを接種するのかと聞かれ本音が表情に表れる(2020年12月28日、BonaFidr)

最後に

AVEMARIA

教皇様などのバチカンでのワクチン被接種者が、重篤な副作用を被らないことを祈ります。

そして、新型コロナウイルスワクチンについて、教皇様以下バチカンの勧告に乗るのは危険だと当サイト管理人は考えます。

1月になってから、ファイザーワクチン接種後に亡くなったポルトガルの看護師(41歳。接種後3日目に死亡)やアメリカの産科医(56歳。特発性血小板減少性紫斑病を発症し、接種後16日目に死亡)のニュースについても報じられています…。

信者が同ワクチンについて自分で調べて、適切な判断をくだすことができるよう、今後バチカンが真っ当な発信をされるようにも願うばかりです。


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